一級自動車整備士 過去問 令和7年 No.6 エンジン電子制御装置

問題本文

電子制御式スロットル装置などに用いられている図1の駆動電圧波形を示す図2のリニアDCブラシレス・モータ(三相交流)の小規模のアクチュエータの駆動回路に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1)
リニアDCブラシレス・モータの駆動速度は,ホール素子などのF/Bセンサを用いて,ECUがU相,V相,W相の各相の電流を検出して算定する。

(2)
リニアDCブラシレス・モータのCW駆動時は,U相→V相,V相→W相,W相→U相の周期で電流が流れ,CCW駆動時はU相→W相,W相→V相,V相→U相の周期で電流が流れる。

(3)
アクチュエータのモータがロックしているときは,シャント抵抗による診断回路により,マイコンは,閾値をアップ・エッジする診断信号電圧を検出して異常検知を行う。

(4)
ECUは,駆動回路内のインバータで直流を三相交流に変換している。また,マイコンの信号電圧に基づき,駆動回路でブラシレス・モータの回転方向と駆動力を制御している。

 

解答

(1)
リニアDCブラシレス・モータの駆動速度は,ホール素子などのF/Bセンサを用いて,ECUがU相,V相,W相の各相の電流磁束を検出して算定する。

 

解説

(2)
リニアDCブラシレスモータでは回転方向によって三相(U・V・W)に電流が流れる順序が変わるという説明であり、正しい内容です。CW駆動とCCW駆動で通電順が逆になることは、回転方向制御の基本原理です。

(3)
モータがロックした場合にシャント抵抗を用いた診断回路で電流異常を検出し、マイコンが閾値を超えた診断信号によって異常を判断するという説明であり、異常検知の考え方として適切です。

(4)
ECU内のインバータ回路によって直流電源を三相交流に変換し、マイコンの信号に基づいてモータの回転方向と駆動力を制御するという説明であり、ブラシレスモータの一般的な駆動方式として正しい内容です。

 

 

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